その他の症状
以下のような疾患や症状もありますが、これらの症状はMRIやCTなどの専門的な設備や特殊な知識を有した専門スタッフが必要となるため、当院では充分な治療が行えない可能性があります。
PTSD
PTSDは心的外傷後ストレス障害とも呼ばれ、命に危険が迫るような非常に強い恐怖や、事故、暴行、脅迫などの事件によるトラウマになるような体験した後、その出来事を繰り返し思い出して恐怖がよみがえってきたり、その出来事に類似した場面を避けたり、逆にそのような場面を思い出すことができなくなったり、神経が常に過敏になり、イライラして集中できず、不眠になる等さまざまな症状に悩まされる病気のことを言います。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、非常に広い定義として使われる言葉で、うつ病や睡眠障害なども広い意味では自律神経のバランスが崩れたことが原因で起こる病気です。自律神経は内臓の機能やホルモン分泌などのすべての器官を調整する神経です。通常は自律神経を構成する“交感神経”と“副交感神経”という、車でいえばアクセルとブレーキのような役割をする神経がバランスを取ることによって、体の機能を一定に保っています。しかし、ストレスなどの刺激が長時間続くとその2つの神経のバランスが崩れ、自律神経失調症になってしまいます。
発達障害
発達障害はさまざまな先天的な要因によって、以下の3つの症状が見られる病気です。
- 自閉症(コミュニケーション能力の障害)
- 学習障害(聞く、話す、 読む、書く、計算するといったものの中で、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す状態)
- 注意欠陥・多動性障害(細かな事柄に集中できなかったり、注意力が長続きせず忘れっぽい「不注意」、落ち着きのなさや、静かにしていなければならない時に、しゃべったり走り回ったりするなどの「多動性」、自分の気持ちをコントロールできず、よく考えないで衝動的に物事を行ったりする「衝動性」の3つからなる障害)
- 発達障害の原因は脳などの先天的な異常で、親のしつけや、子供との接し方によってなることはありません。